【赤ワイン】ボトルの形で種類がわかる!?赤ワインのボトル豆知識
赤ワインはボトルの形で種類がわかる
ワイン通の人は、何もワインそのものだけに関心があるわけではありません。
それが入れられているボトルにも目を向け、それに関する知識も蓄えています。こうした知識は確実に話のネタになりますし、よりワイン通であることを誇示することに繋がるでしょう。
そもそも、赤ワインは産地などによってボトルの形状が異なります。
つまり、ラベルなどを見なくとも、ボトルを見れば大体なんのワインなのかの検討がつくということです。そんなことができるようになったら、格好良いと思いませんか?
ワインボトルの形で真っ先に覚えておきたいのが「ブルゴーニュ系」と「ボルドー系」です。ここではこの2つの特徴や違いについて考えていきます。(写真左がブルゴーニュ系、写真右がボルドー系)
ブルゴーニュ系はなで肩のボトル
ブルゴーニュ系やブルゴーニュ型と呼ばれるワインボトルは、少々なで肩であると表現されます。
口の狭い部分から下へ下がると徐々に太さを増していくのですが、この過程が非常になだらかなんです。
これにより、下半身がどっしりとした印象を持つボトルとなっており、日本人にとっては、より高級感が感じられる作りになっていると言ってもいいかもしれません。
ボルドー系は怒り肩のボトル
一方のボルドー系やボルドー型と呼ばれるボトルは、いかり肩と表現される形状をしています。
口の細い部分から下へ下がっていくと、あるところで急に広がり、そのまま真っ直ぐ下へストンと落ちるような形となっています。
シュッとスリムな印象を与えるのがボルドー系ボトルの特徴で、日本人にも比較的馴染みがあり、非常に安価なワインでも、この形状が用いられることが多くなっています。
ボトルの形の違いには歴史的背景がある
ボトルの形によってブルゴーニュ産か、それともボルドー産かの区別は大体つくわけですが、気になるのは、なぜそのような違いになったのかですよね。
これにはそれぞれの地域の特徴が関係しているようです。
ブルゴーニュ地方は、その地形から、ワインの貯蔵する場所を地下に作ることができました。
低温を保つことができたその地下のスペースには食料も一緒に保存することが多く、ワインボトルの形をなで肩にした方が、より収納効率が高いということで、このような形になったとされています。
ボルドーのワインは底に澱が溜まるのですが、この澱ができるだけグラスに注がれないようにするために、いかり肩のボトルを採用することになったようです。肩の部分に澱が引っかかるというわけですね。
少しでも美味しく飲むための工夫が、ボトルにしっかりと現れています。
こうした歴史的背景まで知っていると、ワインのボトルまで楽しむことができるようになります。
これでさらにワイン通へと近づいたことは間違いないでしょう。
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