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【ワイン入門】赤・白・ロゼ…ワインの種類を全部紹介!

赤・白・ロゼは全て「スティルワイン」

ワインは製法や原材料となるぶどうによっていくつかの種類に分けられます。
まず紹介しなければならないのが、「スティルワイン」です。
多くの人がワインと聞いて頭の中にイメージするのは、おそらくこのスティルワインのはず。

これは英語で「Still Wine」と表記しますが、この「still」というのは、“そのまま”であるとか“平穏”という意味を持っており、つまりは、原料であるぶどうをお酒とし、そのままの状態であることを示しているんです。
この「still」は「炭酸が入っていない」という捉え方もでき、ワイン内のガス圧が決められた値よりも下であれば、このスティルワインとして認められ分類されることになります。
ちなみに、ヨーロッパでは、ワインの温度が20度の時に1気圧に達していないもの、日本では0.5気圧に達していないものがスティルワインとされています。

このスティルワインには、お馴染みの赤・白・ロゼのそれぞれのワインが存在。
以下ではさらにそれぞれの特徴についても触れていきましょう。

甘みと渋みが特徴の赤ワイン

おそらく、多くの人がワインを思い出す時、真っ先に赤ワインが浮かんでくるのではないでしょうか。
王道中の王道であり、ワインを語る上で絶対に外すことのできない存在が、この赤ワインです。

なぜ赤いのか?それは、黒ぶどうと呼ばれるカテゴリーのぶどうを実はもちろん、皮も種も全て用いて作られているからです。
ぶどうの皮の濃い色が、あの素敵な赤い色になって現れてくるわけですね。
これにより、他の種類のものよりも渋みが強く、風味が豊かであるとされます。皮や種に含まれている“タンニン”がその渋みを生み出し、実の甘みと合間って、非常に味わい豊かなワインとなるのです。

飲みやすく爽やかな口当たりの白ワイン

白ワインも非常にポピュラーな種類で、魚料理によく合うとされています。
原材料は赤ワインとは異なり、白ぶどうと呼ばれるカテゴリーの果実が使われ、皮などを取り除いてから発酵などの製造過程に入ることから、透き通ったような美しい白色のワインが出来上がるのです。

赤ワインと比較すると濃厚さはありませんが、より甘みを感じることができ、爽やかな飲み口であるのが白ワインの特徴です。
甘口辛口に大別されることが多く、しかし、辛口ではあっても非常に飲みやすいのが白ワインの魅力となっています。

赤ワインと白ワインの良いところを集約したロゼワイン

若い女性から高い人気を集めるロゼワイン
その名の通り美しいピンク色をしており、見てるだけでも楽しめるワインとなっています。
ロゼというのは、英語で言うところのローズ。
つまり、バラを意味しています。もちろんこれはロゼワインの見た目から名付けられたもの。

製法はいくつか考えられ、いずれにしても赤ワインと白ワインのいいとこ取りをしたワインと言えるでしょう。
飲み口もとても爽やかで、しかし赤ワインの持つ渋みもほのかに感じられるなど、非常に興味深いワインとなっています。
とても飲みやすいので、ワイン初心者にもおすすめですよ。

炭酸の入った「スパークリングワイン」

ワインに炭酸を加えたものが、「スパークリングワイン」です。
キャバクラや高級クラブなどで開けられるシャンパンもこのスパークリングワインに分類されているお酒です。
発泡性があるため、飲んでみると炭酸飲料であるという印象を、おそらく多くの人が受けるでしょう。
これにより、ワインがあまり得意ではないと感じる人でも、スパークリングワインであれば飲めることが多く、ワインの入門編として用いられることも少なくありません。

このスパークリングワインもいくつかの製法が存在していますが、白ワインで作られることが多い点が特徴です。
日本ではお祝いの時などに用いられることの多いスパークリングワイン。
しかし、これも歴としたワインであるため、ワイン通となりたいのであれば、しっかりと押さえておくべき種類となります。

アルコール度数の高い「フォーティファイドワイン」

普段からワインをよく飲む人でも、もしかしたら、この種類はほとんど聞いたことがないかもしれません。
「フォーティファイドワイン」は、一般的なワインを製造する過程において、もしくは製造したワインにスピリッツと呼ばれる蒸留酒を加え、意図的にアルコール度数をアップさせたワインのことです。

一般的なワイン、つまりスティルワインはアルコール度数が9度から15度ほどとなっているのですが、ブランデーなどのスピリッツを加えることで、それを15度から22度ほどまでに高めることができます。
これによって、さらにコクや甘さが増したり、あるいは長期で保存できるようになるため、これを総称してフォーティファイドワインと呼んでいるわけです。
ちなみに、ブランデーはワインと同じくぶどうで作られているため、非常に相性が良く、この種のワインを作るのに多用されています。

フォーティファイドワインにも甘口や辛口などが存在しているので、お酒に強い人であれば、スティルワインとともに楽しむことができるでしょう。

風味を加えてある「フレーバードワイン」

こちらもあまり耳馴染みはないかもしれませんが、ワイン通の中ではとても人気の高い「フレーバードワイン」
別名「香味付けワイン」と呼ばれもするように、ワインにあらゆるものを混ぜ風味を豊かにしたのが、このフレーバードワインです。

混ぜるものは多種多様。
スパイス、つまり香辛料を混ぜることもあれば、ぶどう以外の果実を加えることもあります。
その他、甘味料や薬草・ハーブなどを加えたフレーバードワインもあります。
ベルモットサングリアなどは、フレーバードワインを知らない人でも耳にしたり口にしたりしたことがあるのではないでしょうか。
これらは、スティルワインの渋みなどを軽減させてくれるため、非常に飲みやすく仕上がるのが大きな特徴となっています。

ワインには詳しくなりたいけど、ちょっとあの癖が苦手、という人はまずフレーバードワインから飲み始めてみるのもいいのかもしれません。

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