【ワイン入門】ワインの熟成と飲み頃について知ろう
ワインはボトルの中で熟成している
ワインは醸造されるお酒です。
つまり、発酵と熟成が大きな鍵となっているわけですが、それは何もボトルに詰められるまでに全て終了するわけではありません。
ワインはボトルの中でも熟成され、そこで味がまろやかになったり風味が豊かになり、生産者やワイン通が望むような味わいへと変化していくのです。
ワインは、消費者の手へと渡った後も、熟成を続けているという理解をしておきましょう。
だからこそ、保存環境が非常に重要であり、それ次第では劣化してしまうリスクもあるわけです。
ここへの理解が薄いと、ワインを最高の状態で楽しむことはできません。
ちなみに、ボトルの中での熟成は“還元的熟成”や“還元熟成”と呼ばれています。つまり、酸素によらない熟成のこと。
ボトルに詰められるまでは酸素と触れ合うことで熟成するので“酸化的熟成”などと呼ばれています。
もちろん、ボトルに詰められた後もワインは酸素にわずかに触れてはいるのですが、樽や桶の中での熟成とはまるで違います。
ワインは、ボトル内での熟成によって成熟していくのです。
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ワインによって飲み頃は違う
ワインを飲むときにポイントとなってくるのが、熟成期間です。
これはワインによって大きく変わってきます。
熟成期間が変わるということは、ワインぞれぞれ飲み頃も異なってくるということ。
もし飲み頃を間違えれば、「高級なワインなのに、あまり美味しくない」と感じたり、「ソムリエやプロの説明している味と似ても似つかない」なんてことになってしまいかねません。
ワインを美味しく最高の状態で楽しむには、熟成期間と飲み頃をしっかりと把握しておくことが求められるのです。
飲み頃が1年〜100年を超えるものも
ワインの飲み頃は、瓶に詰められてから、つまり製造されてから1年ほどのものもあれば、これが100年を超えるものまであります。
さすがに一般の人で100年も待つことはできませんが、例えば、100年前にボトルに詰められたものを手に入れて飲んでみるということはできるでしょう。
もちろん非常に高価でなかなか手に入れることはできないものの、機会があれば、30年や50年以上熟成させたワインを飲んでみてもらいたいものです。
ワインに興味を持ち始めた人にとって、種類と熟成期間を全て覚えるのはとても大変ですよね。
まずは、ボトルの中でも熟成されていることと、赤ワインと白ワインの大体の熟成期間の違いについて把握しておけば、それだけでOK。
とりあえず、ここからスタートさせるようにしてください。
ヴィンテージの赤ワインは長く熟成させた方がいい
熟成期間が比較的長く設定されているのは、赤ワインです。
特にヴィンテージの赤ワインは、長く熟成させた方が、ワインの良さを堪能することができます。
例えば、ワインの名産地であるブルゴーニュの赤ワインは、製造方法も昔ながらのため、最低でも10年は熟成させる必要があります。
ボルドーワインにも同様のことが言えるでしょう。
逆に、安く手に入るワインは赤ワインであっても、数年程度で十分飲み頃を迎えることができます。
白ワインはあまり長く熟成させない
白ワインは、赤ワインほど熟成期間を置く必要はありません。
やはり一部のヴィンテージものは10年ほどの熟成期間が必要なケースがありますが、基本白ワインは、数年で飲み頃を迎えるでしょう。
あまり放置し過ぎると曖昧な酸味となることが多く、白ワインの良さが半減してしまいます。
フレッシュな味わいを楽しみたければ、長く熟成せずに飲むことをおすすめしますよ。
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