シュワシュワな口溶け!スパークリングワインの特徴と製法まとめ
気泡が入ったワインはスパークリングワイン
ワインという言葉から多くの人が想像するのは、おそらく赤ワインや白ワインなどのスティルワインでしょう。
それとは別に、気泡の入ったワインが存在し、それらは「スパークリングワイン」と呼ばれ、スティルワインなどとは区別されています。
気泡が入っているということは、口の中に入れた時にシュワシュワとちょっとした刺激を感じることができます。
もちろん、口の中に入れなくても、栓を開ければ炭酸ガスが弾ける音が聞こえますし、グラスに注いだ時の泡の立ち方も、スティルワインには決してない特徴として楽しむことができます。
とは言いつつも、実はスティルワインの中にも気泡や炭酸ガスは存在しているんですよ。
それがごくごくわずかであるため、目で見たり音で聞いたり、あるいは舌で感じたりはできないだけ。
こんなちょっとした知識も頭に入れておくと、よりワイン通となることができるでしょう。
「シャンパン」もスパークリングワインの一種
シュワシュワとした口溶けのワインと聞くと、「シャンパン」を思い出す人が多いでしょう。
ここである疑問が湧いてきます。シャンパンとスパークリングワインは違うものなのでしょうか?
シャンパンは、スパークリングワインの一種です。
そして、ある条件をクリアしていなければ「シャンパン」と名乗ることができないと決められています。
例えば、フランスのシャンパーニュ地方で作られていることや、決められた地域で作られたある特定の種類のぶどうを使ったものであること、アルコールの割合が11%以上であることなど、複数の条件をクリアしていなければいけません。
この条件の中に、“シャンパーニュ製法”で作られていること、というものもあるのですが、シャンパーニュ製法で作られていても、他の条件を満たしていなければシャンパンとは認められないので、この点は勘違いしないようにしておきましょう。
「シャンパーニュ製法」という独特の製法
シャンパンの説明で取り上げた「シャンパーニュ製法」。
これはスパークリングワインを作る時に用いられる方法の一つです。
ワインは、赤ワインでも白ワインでも、原材料であるぶどうの糖分を利用して発酵させていきます。
この発酵の時点で炭酸ガスを発生させているのですが、スティルワインが発酵をしっかりと終え樽などで熟成させ、それから瓶へと詰めていくのに対し、シャンパーニュ製法では、発酵が続いている間に瓶へと詰めるという手法を取ります。
つまり、”瓶の中でさらに発酵させることで、炭酸ガスを瓶内にとどめさせる”、それがこの製法の特徴であり、これによって出来上がるのがシュワシュワ感を持ったスパークリングワインというわけです。
同じぶどうを使ったとしても、製法次第でスティルワインになったりスパークリングワインになったりと、ワインはやはり奥深いですね。
誰かと一緒にお酒を飲む際には、是非、この知識を披露してみましょう。ワインの味もきっといつもと違うものに感じられるはずです。
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